【ひとり合宿 - 初日】 奈良から京都まで歩いてみた (1)

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2010年3月11日午前10時。
朝の静けさの中、観光客もまだまばらな境内。
荘厳な雰囲気は、1300年もの時を超えてたたずむ世界遺産、
奈良の東大寺にある東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)。

今回のひとり合宿は国内。
突然行く事を決めたからというのもあるけれども、ここがスタート地点だということには理由がある。大仏様のまなざしは、人生に迷い、答えを探し求める男のひとり旅を、肯定も否定もせず、ただただ慈悲深くみまもるだけ。そう、これから始まる結構無茶苦茶な旅を。

今回は、なんと、ここから徒歩で

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京都まで行く事にした。

今、サラリと言ってみたが、そんなに(歩いて行けるほど)近いのか?
そんなわけがない。

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今回のひとり合宿、初日は、奈良(東大寺)から京都(JR京都駅)まで(約40Km)を歩く。


自分でもつくづく馬鹿だな〜と思う。なんでこんなことを思いついたのか。
だたの観光だけなら、わざわざ妻子を置いて出かけやしない。
「ひとり合宿」はあくまでも、日常の忙しさで普段はあまりおちついて考える事の出来ない、より長期的な人生について、現在の棚卸しと、将来のありかたについて、ひとりになってじっくり考える機会。特別ななにかをする機会にしたかったのだ。

そんな中で今回は、まず日常の意識から離れるために、日常と違う事がしたかった。

どこかをひたすら歩くというのはどうだろうか?
山登りのように。旅人のように。

歩いている最中、いろいろととりとめもなく考え事をして、まとめるでもなく、思うにまかせてはどうだろうか。普段、まとめよう、整理しようという意識が強すぎるから。
さらに、最近深く眠れないので、歩き疲れたらぐっすり眠れるのではないだろうか。そして、終わったあと、達成感のあるチャレンジングなものにしたかった。

奈良〜京都を選んだのは、日常とは慣れた世界、特に精神世界、霊的な何かがあって良い気がした。(あとは富士山くらいしか思い浮かばなかったけど、この季節に樹海でこれをやったらシャレにならない&富士山を登っても大したネタにならないと思ったので(笑)。)

問題は距離だ。
1日40キロは妥当か?
ネットで調べてみたところ、日頃訓練している人には難しくないらしいけれど、そういう人でも、1日おおよそ30キロくらいが適当のようだ。日頃運動をしていない人にとっては20キロくらいが限界のよう。

日頃、まったく運動していないわけではないけれど、どちらかというとしていない方、まぁ、どこまで行けるかわからないけれど、暗くなるまで歩けたらそれでいいんじゃないか。スピードや完走が主目的ではないので、思考の発散とよき眠りのために。
完走できるかはやってみて判断すればいい。

さしずめそんなところでやってみることにしたのです。
(もちろん、このときはまだこの後どんなことになるのか知る由もなかったが...。)

そんなわけで、昔の人のように、徒歩にて、上洛をめざす。ささ、いざ、京都。
つづく

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